PROFESSOR
宮川 和芳 MIYAGAWA Kazuyoshi
略歴
1983年 早稲田大学理工学部機械工学科卒業
1985年 早稲田大学大学院理工学研究科博士前期課程修了
1985年 三菱重工業入社 技術本部高砂研究所
1992年 ドイツ アーヘン工科大学ターボ機械研究所研究生
2011年 早稲田大学基幹理工学部機械科学・航空学科准教授
2012年 早稲田大学基幹理工学部機械科学・航空学科教授
2020年 早稲田大学基幹理工学部機械科学・航空宇宙学科 教授
委員など
熱・流体・エネルギー研究所 所長(2020年4月~)
ターボ機械協会(会長)日本機械学会、JAXA(客員)、
JISB8103(委員)、IEC(委員)、ISROMAC2020(議長)、IAHR2018(共同議長)他
委員歴 海洋エネルギー変換器標準化委員会、水車及びポンプ水車の性能換算法標準特委員会、
小規模水車標準特別委員会、可変速排水揚水発電システム標準特別委員会、
水道及びポンプ水車標準特別委員会、JIS原案作成委員会
参加学会
日本機械学会、ターボ機械協会、ガスタービン学会、日本航空宇宙学会
風力エネルギー学会、米国機械学会(ASME)、国際水理学会(IAHR)他
開発に携わった一例のPROJECT
ポンプ水車
東京電力葛野川2号機、関西電力奥多々良木5,6号機、四国電力本川1,2号機、
九州電力小丸川3,4号機、スロベニアアウチェ
水車
関西電力、桃山、柳河原、中部電力赤石、大間、四国電力大橋、タイシリキット、
ラオスナムルックなど関電工葛野川マイクロ発電所
ポンプ
防衛省回流水槽用ポンプ、国交省明星寺川、ロケット用液体酸素ターボポンプ、北電泊RCP、シリアアレッポ火力用
宇宙水棲生物用気液二相ポンプ他多数
研究内容
流体エネルギーと回転エネルギーとの変換を行うターボ機械は、ジェットエンジンやロケットエンジン、
液体・気体の輸送や各種発電、機械駆動などに広く使われています。
当研究室では、ロケットエンジンの液体燃料圧送用ターボポンプ、船の推進・洪水対策や上下水道・原子力・火力発電所に使われるポンプ、
水力発電・潮流発電用水力タービンを 対象にシミュレーション、実験を駆使し、翼列、羽根車の最適設計手法、内部流れ・キャビテーションの解明の他、軸受、シールを含む軸系安定性評価などの研究を実施しています。
現在実施中のテーマ
- 水力発電所向け高性能フランシス水車の開発
- ディフューザ内旋回流れに起因するキャビテーションサージの予測と解明
- キャビテーションエロージョンの予測と評価
- 多段遠心ポンプ低流量域での不安定特性の予測と対策
- 軸流ポンプ、斜流ポンプの内部流れ、翼端隙間流れの解明
- ポンプ内の異物通過性の解明と非閉塞ポンプの開発
- ロケットターボポンプの高性能化、内部流れの解明
- ロケットターボポンプ用バランスピストンの動特性、安定性評価
- ジャーナル軸受、ティルティングパッド軸受の動特性予測と検証
- 潮流発電用軸流水車の開発 •自動車用ターボチャージャの高性能化
- 自動車用ターボチャージャの非定常性能に関する研究
著書